最も人の心をつかむエンターテインメント(文化・娯楽)とは何なのか

世の中には数えきれないほどの文化や娯楽、いわゆるエンターテインメントが存在します。このブログでもそうした文化・娯楽をときどき取り上げていますが、それらは人々や世間に対してどれほどの影響を与えているのでしょうか?

世間への影響力が大きい代表的なエンターテインメント

これは筆者が以前から興味を抱いていた疑問の一つなのですが、それは

多くの人の心を一番わくわくさせてくれるものとは一体何なのか

ということです。
今回はその中でも、特に人気や注目度が高いであろう5つの文化・娯楽を取り上げます。

ちなみにポイントとなる基準は
  • 万人向けに近い性質を持っていて、お手軽で取っつきやすいもの
  • SNSのトレンドなどでよく見かけやすいもの
  • 日常生活において自然と浸透している(しつつある)もの

などを参考にしてみました。独断ゆえに直感的なチョイスになるかもしれませんが、その点も踏まえたうえで軽い気持ちでご覧ください。
また、以下に取り上げる文化や娯楽は、ほとんどが文化祭でも企画として体験することができます。文化祭さまさまですね?

音楽(ライブ)


人の心を大きく動かす文化とは何か?と問われて、筆者がまず思い浮かんだものがこの音楽です。
音楽と一言で言っても多種多様で、広義ではダンスやミュージカルなどが含まれることもありますが、ここでは一般的になじみ深い現代の邦楽や洋楽をイメージするといいと思います。

音楽は文字通り、音を楽しむことで人の心や感情をゆさぶるだけの多大な力があります。ノリやテンポのいい曲を聴けば自然と気分が高まりますし、反対にしっとりとした曲を聴けばリラックスできます。
何かを伝えたり訴えかけたりする手法としても、音楽はシンプルで古典的、それゆえに絶大な効果をもたらす文化であると言えるでしょう。

また、数多くの人とその場を共有できる一体感(ライブ感)や、耳で聴いたり口ずさんだりするだけで場所を選ばずに気軽に楽しめる点も、音楽が幅広い人から親しまれやすい理由の一つかもしれません。
その意味でも音楽は、今後も日本のみならず世界中で愛され続ける文化になると考えられます。

余談ですが、このブログでも音楽に関する話題は無意識のうちにしばしば記事にすることもあります。詳しくは「音楽」タグからどうぞ!

スポーツ


こちらもまた音楽と同じく、昔から割と幅広い層にポピュラーな文化の一つです。人によっていろいろとイメージが違ってくる点も音楽とほぼ同様ですが、一般的には野球やサッカーなどを思い浮かべるといいですね。

スポーツは、健康な体を維持するためにも日頃からなるべくふれておいた方がいいとよく言われるので、そういう意味でももともと身近な文化ではありますが、それだけに娯楽や競技性にも非常に富んでいるのがスポーツの特徴です。

ただしスポーツに関して言えば、自分で直接それに取り組むというよりは、むしろ観客としてスポーツ選手の試合を観戦、応援する方が楽しいという人も多いのではないでしょうか。
わかりやすい例として、2019年にラグビーが世間を大いに盛り上げ注目されたことは比較的記憶に新しいはずです。

いつの時代も、勝負事は人々を白熱させてくれるものです。もちろんやらせなどではなく本気でぶつかり合う勝負に限りますが…(苦笑)。
勝ち負けに関係なく、懸命に何かに立ち向かう姿は純粋に元気づけられるものであり、それが最も前面に出やすいものこそがまさにスポーツなのではないかと感じます。

漫画


これは以前にも少し紹介しましたが、漫画は知名度の高さからしてあらゆるサブカルチャーの中でも圧倒的であるとともに、老若男女からふれてもらえやすいという大きな魅力があります。
ここまで来るともはや「サブ」とは言えない気もしますが、特に子どもからの人気は今も昔も根強いものがあるはずです。

実際に漫画が世間に与える影響や経済効果は計り知れないもので、「あの人気のアニメ作品やドラマや映画も、元を辿ればじつは漫画が原作だった」なんてことは結構めずらしくなかったりしますよね。

そして、紙とペンさえあれば絵心の有無に関係なく、誰でも気軽に漫画テイストの絵(イラスト)を描いて楽しめるという間口の広さも何気に見逃せません。共感を求めるうえでも、漫画はハードルが低くて取っ付きやすい文化になるはずです。

なお、同じ書籍文化としては他にも「小説」がありますが、文字情報に偏った小説と比べると、漫画の方が絵も適度に取り入れらている分だけ、文字との配分のバランスがよくて慣れ親しみやすいのだそうです(個人差もありますが)。

漫画はその内容の理解のしやすさから、他の何かに対する興味を深めるための入門書、いわば「橋渡し」的な役割を持つ印象が強いです。
何事もワンクッションを入れた方がうまく捗りやすいはずなので、その意味でも漫画は娯楽であると同時に実用的な側面もあるという、ユニークな特徴を兼ね備えためずらしい文化であると言えます。

食事(食文化)


これは筆者としても始めは盲点でしたが、よく考えると食事ほど確実に人を笑顔にしてくれるものは他にないだろうとも感じます。人の心というよりは胃袋をつかまされる感覚ですが。

そもそも人は必然的(物理的)にも食べていかないことには生きてはいけないので、そうした意味でも食事とは切っても切れない関係であるのは言うまでもありません。「食べるために生きる」というのは比喩でも何でもなく、いつの時代も求められるものです。

そのうえどうせ食べるならただ食べるだけでなく、見た目や調理、味付けにも工夫を凝らしたくなるのが人という生き物です。それを踏まえると、食事もまたれっきとした全世界共通の文化であり、一つの巨大なエンターテインメントになります。

少なくとも、日常生活に刻まれ溶け込んでいるという事実や観点からすれば、食事の右に出る文化はありません。ちなみにこの法則だと一応「睡眠」も当てはまるはずなのですが、それはまた別の機会の話になるのかもしれません。

動画(リモート)配信


ここ最近のあらゆる文化の中でも発展が著しいとされるものが、この動画配信になります。前述の四つと比べると歴史こそ浅いですが、それゆえに今最も注目されている文化であると言ってもいいでしょう。

ちまたでは「子どもが将来なりたい職業(?)ランキング」で、動画配信者が首位を獲得するといったうわさもあることから、その人気の高さがうかがえます。
動画配信はそれ自体がエンターテインメントというよりは、むしろ一般的になじみつつある新たな情報の伝達手段(媒体)と呼んだ方がふさわしいかもしれません。

動画配信を用いる目的やその内容は人によって全然違ってきますが、実際にこの2020年時点では例の新型コロナウイルスによる影響もあって、動画配信を利用する人や企業団体が以前よりも増加傾向になっていますね。

これによって生活が助けられている人や生活形態そのものが変化した人も多いため、今後はこれが徐々に標準的な形になっていくのだろうと思われます。
言い換えればそれだけ動画配信、すなわちインターネット(オンライン)の存在が人々の生活に欠かせないものになってきたという証でもあります。

とりわけ動画配信はまだまだ発展途上ゆえに、部分的には諸刃の剣のような要素があったりもするものの、そこも含めて今後の行く末を見守っていきたい最先端の文化の一つです。
ただ、筆者は同じ真似をしようと思っても、さすがに不特定多数の相手に対して自分の個人情報をさらすだけの度胸はないですが(苦笑)。

ずばり、人の心を最もつかむエンターテインメントとは何なのか?

ここまで筆者なりに人の心を大きく動かすと思われる文化や娯楽を紹介しましたが、人の心を最もつかむ、極端に言えば「エンターテインメントの頂点に立つ文化」というものは本当に存在するのでしょうか?

……結論から言うと、これに関してはおそらく明確な答えが存在しない、いわゆる愚問の部類に入ると思います。
単純にその文化に携わる人口が多ければ一番なのか、歴史が長ければ一番なのかといった疑問もありますが、何より、他人の興味や趣味を勝手に否定する権利は筆者も含めて誰にもありません。

先ほど冒頭でも述べたように、万人向けやトレンド、日常などに密接に関わるものであればあるほど人気につながりやすいのは確かですが、そもそもこれらの文化とは、本来であれば全て例外なく流動的なものでもあります。

たとえば、一昔前であれば動画配信の代わりにテレビが台頭していたと思いますし、筆者個人としてはそれら以外にもゲームやラジオなどにも大きな魅力を感じています。
音楽もスポーツもその他の文化も、あくまで「そういう傾向」があるだけであって、実際にはそのときの時代背景や出来事といった偶然がいくつも重なることで、ようやく一つのエンターテインメントとして認識(昇華)されるのでしょう。

また、前述したようないくつかの文化の特徴や長所を掛け合わせることで、全く別の概念を持った新たな文化やエンターテインメントが、今後もしかしたら生まれてくるかもしれません。
むしろ筆者としては、既存の文化に必要以上に捉われたりせずにそちらを期待、模索してみたい気持ちも強かったりします(笑)。

まとめ

いつの時代にも一定の人気が保たれる文化や娯楽というものは大よそ決まっていますが、そこで大事なことは一番を決めることではなく、その文化ならではの「よさ」をいかに見出せるか(そこから何を学べるか)ということです。

それでも自分にとって納得できる文化になかなか巡り合えなければ、いっそのこと自分でそれを作ってみるのもありかもしれません。わくわくしてこそエンターテインメントですからね。

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Niki Niki
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