十人十色!文化祭(学園祭)のタイプ・顔ぶれの紹介
前回の記事では「高校の文化祭」と「大学の学園祭」の二つを簡単に取り上げましたが、今回はそこからさらに細かくして、より多様な種類の文化祭について紹介したいと思います。
普通なだけあって企画の数や種類などのバランスもちょうどよく、展示物から音楽、食べ物、パフォーマンス、お化け屋敷などのアトラクションに至るまで必要最低限のものはここに集約されています。
筆者としても、何だかんだでこのタイプの文化祭が一番地に足がついている感じで安心感があるかもしれません。シンプルイズベストを求める人にもオススメです。
大まかな部分は前述の普通のそれと大差はありませんが、しいて言えば一貫校の文化祭は、それらの純粋なボリュームアップ版といったイメージです。
つまり、中学校と高校の同日程の開催により、企画の数や見どころもほぼそのまま二倍になります。ぜいたくですね(笑)。
中高一貫校の存在自体がなかなかめずらしく、目にする機会はそこまで多くはないですが、その分だけ祭りの総合的な満足度は高い傾向があります。興味がある人はこの機会に探してみてはいかがでしょうか。
なお、男子校や女子校と聞くと変に身構えてしまいそうな面もありますが、あらかじめ入場に制限がかけられた学校でなければ、誰でも気軽に参加ができます。プライバシーを侵害しない範囲で祭りを堪能してみるのも、一つの社会勉強につながるかもしれませんね?
美術(芸術)分野がメインの文化祭は専門系の学校の中でも数が多めで、全国的にも割と見かけやすいと思います。数の多さとわかりやすい専門校らしさも合わせて、初心者の人にもオススメです。
その名の通り、企画の大半が美術・芸術作品を中心とした展示や物販などが目立つ傾向があります。看板の装飾一つとっても奇抜な美術テイストが反映されているので、校舎を適当に見て回るだけでも楽しめるのが特徴ですね。
ちなみに学校名に「美術」と表記されていなくても、造形や工芸といった、いわゆるアート要素を想起させる名称の学校であれば、大体は美術に属する企画を実施していることが多いです。
こちらもまた、前述の美術をそのまま音楽に置き換えたような雰囲気の文化祭になります。ほとんどの音楽が無料で楽しめるので、気軽に音楽にふれたいという人にもオススメです。
一般的な軽音楽や吹奏楽の企画以外にも、大ホールを使った上質なオーケストラやピアノ演奏が披露されるなど、まさに音楽が好きな人もそうでない人も大歓迎といった寛大さが垣間見えます。
余談ですが、専門系の学校だからといって、必ずしもその企画しかないというわけではありません。前述の美術校でも音楽を披露するところもあれば、反対に音楽校でも美術作品などの他の展示が見られる学校などもあったりします。
理工学というとどこか難しそうな(?)イメージがありますが、つまるところ、機械を始めとした最先端の技術をお披露目する文化祭になります。
一般的になじみやすいものだと、小型のロボットなどの電子工作や、ラジコンによるドローンの操縦体験、VR(仮想空間)を使ったゲームなどを見かけるところもあります。出し物のユニークな見た目も相まって、子ども受けしやすいといううわさもあるとかないとか。
全体的に美術校とはまた違った方向性でマニアックな企画や展示が多いので、純粋に刺激を求めたい人にもオススメです。
ずばり、個性的でおいしいものがたくさん味わえる文化祭になります。せっかくの祭りなのだから、とにかく飲食を楽しみたいという人にオススメです。
さすがに飲食をする際にはお金がそれなりに必要になりますが、その分ご当地グルメやプチ高級スイーツといったものに巡り合える可能性も高いので、興味がある人は財布とお腹に余裕をもって臨んでみましょう。
また、調理科の学校では渾身のデコレーション料理などがお披露目されることもあるので、芸術鑑賞的な目的で参加してみるのも面白いと思います。
いわゆるインターナショナル校で海外留学生が多く、異文化交流を意識した企画が多いのが特徴的な文化祭です。場所が場所なだけに、英語を始めとした「多国語」もよく目立ちます。
企画自体は一般的な学校の文化祭がベースになっていますが、そのうちいくつかは国際科なりにアレンジされているものもあります。例としては、模擬店のメニューにホットドッグやナン、ケバブ、トルコ風アイスなどの海外料理が取り入れられているといった具合です。
そういった意味では他の文化祭とは一線を画しており、それまでに得たノウハウはあまり通用しないと思った方がいいかもしれませんが、むしろそこを逆手にとって新鮮な気持ちで祭りを堪能してみるのもまたいいですね。
ただ、じつは学校によっては秋の文化祭シーズン以外でも、祭りが開催される学校もしばしばあったりもします。それについては次の記事で…!
次の記事↓
文化祭は秋だけにあらず?季節はずれの文化祭+αについて
一般的なタイプの学校の文化祭について
文化祭では学校ごとに、企画(出し物)の種類や幅に結構な違いがあります。まずはその中から、よく見かけるポピュラーなタイプのものをピックアップします。ごく普通の学校の文化祭
世間で最もよく見かける、まさに絵に描いたようなタイプの文化祭です。高校や大学に関係なく、ほとんどの学校の文化祭はこれに当てはまると思います。普通なだけあって企画の数や種類などのバランスもちょうどよく、展示物から音楽、食べ物、パフォーマンス、お化け屋敷などのアトラクションに至るまで必要最低限のものはここに集約されています。
筆者としても、何だかんだでこのタイプの文化祭が一番地に足がついている感じで安心感があるかもしれません。シンプルイズベストを求める人にもオススメです。
中高一貫校の文化祭
中高一貫、すなわち同じ所属(附属)の中学校と高校とが、合同で開催する文化祭のことです(高校と大学の組み合わせのところもあります)。大まかな部分は前述の普通のそれと大差はありませんが、しいて言えば一貫校の文化祭は、それらの純粋なボリュームアップ版といったイメージです。
つまり、中学校と高校の同日程の開催により、企画の数や見どころもほぼそのまま二倍になります。ぜいたくですね(笑)。
中高一貫校の存在自体がなかなかめずらしく、目にする機会はそこまで多くはないですが、その分だけ祭りの総合的な満足度は高い傾向があります。興味がある人はこの機会に探してみてはいかがでしょうか。
男子校、女子校の文化祭
こちらも基本的な雰囲気は双方ともに他の文化祭とそこまで変わりませんが、男子校では科学実験やスポーツイベント、女子校では華道やファッションショーといったように、それぞれ特有の企画に若干違いが見られることがあります。なお、男子校や女子校と聞くと変に身構えてしまいそうな面もありますが、あらかじめ入場に制限がかけられた学校でなければ、誰でも気軽に参加ができます。プライバシーを侵害しない範囲で祭りを堪能してみるのも、一つの社会勉強につながるかもしれませんね?
専門的なタイプの学校の文化祭について
専門系の学校の文化祭は、大学を除けば祭りの規模は他と比べて一回り小さくなるところもありますが、それでも専門系ならではの特徴的な企画を披露してくれる学校が多いです。美術科の学校の文化祭
美術(芸術)分野がメインの文化祭は専門系の学校の中でも数が多めで、全国的にも割と見かけやすいと思います。数の多さとわかりやすい専門校らしさも合わせて、初心者の人にもオススメです。
その名の通り、企画の大半が美術・芸術作品を中心とした展示や物販などが目立つ傾向があります。看板の装飾一つとっても奇抜な美術テイストが反映されているので、校舎を適当に見て回るだけでも楽しめるのが特徴ですね。
ちなみに学校名に「美術」と表記されていなくても、造形や工芸といった、いわゆるアート要素を想起させる名称の学校であれば、大体は美術に属する企画を実施していることが多いです。
音楽科の学校の文化祭
こちらもまた、前述の美術をそのまま音楽に置き換えたような雰囲気の文化祭になります。ほとんどの音楽が無料で楽しめるので、気軽に音楽にふれたいという人にもオススメです。
一般的な軽音楽や吹奏楽の企画以外にも、大ホールを使った上質なオーケストラやピアノ演奏が披露されるなど、まさに音楽が好きな人もそうでない人も大歓迎といった寛大さが垣間見えます。
余談ですが、専門系の学校だからといって、必ずしもその企画しかないというわけではありません。前述の美術校でも音楽を披露するところもあれば、反対に音楽校でも美術作品などの他の展示が見られる学校などもあったりします。
理工学科の学校の文化祭
理工学というとどこか難しそうな(?)イメージがありますが、つまるところ、機械を始めとした最先端の技術をお披露目する文化祭になります。
一般的になじみやすいものだと、小型のロボットなどの電子工作や、ラジコンによるドローンの操縦体験、VR(仮想空間)を使ったゲームなどを見かけるところもあります。出し物のユニークな見た目も相まって、子ども受けしやすいといううわさもあるとかないとか。
全体的に美術校とはまた違った方向性でマニアックな企画や展示が多いので、純粋に刺激を求めたい人にもオススメです。
調理科、栄養科の学校の文化祭
ずばり、個性的でおいしいものがたくさん味わえる文化祭になります。せっかくの祭りなのだから、とにかく飲食を楽しみたいという人にオススメです。
さすがに飲食をする際にはお金がそれなりに必要になりますが、その分ご当地グルメやプチ高級スイーツといったものに巡り合える可能性も高いので、興味がある人は財布とお腹に余裕をもって臨んでみましょう。
また、調理科の学校では渾身のデコレーション料理などがお披露目されることもあるので、芸術鑑賞的な目的で参加してみるのも面白いと思います。
国際科の学校の文化祭
いわゆるインターナショナル校で海外留学生が多く、異文化交流を意識した企画が多いのが特徴的な文化祭です。場所が場所なだけに、英語を始めとした「多国語」もよく目立ちます。
企画自体は一般的な学校の文化祭がベースになっていますが、そのうちいくつかは国際科なりにアレンジされているものもあります。例としては、模擬店のメニューにホットドッグやナン、ケバブ、トルコ風アイスなどの海外料理が取り入れられているといった具合です。
そういった意味では他の文化祭とは一線を画しており、それまでに得たノウハウはあまり通用しないと思った方がいいかもしれませんが、むしろそこを逆手にとって新鮮な気持ちで祭りを堪能してみるのもまたいいですね。
まとめ
ここでは代表的な種類の文化祭をいくつか取り上げましたが、上記のタイプ以外にも探せばまだまだあるはずなので、ぜひお気に入りのものを見つけてみてください。ただ、じつは学校によっては秋の文化祭シーズン以外でも、祭りが開催される学校もしばしばあったりもします。それについては次の記事で…!
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文化祭は秋だけにあらず?季節はずれの文化祭+αについて
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