なぜ人は写真を撮りたくなる?写真から見えてくる、人が求めるもの
写真とは思い出や記念、ときには重要な記録として、わたしたちの日々の生活に彩りや刺激をもたらしてくれるものです。 今日ではスマートフォンなどの携帯端末で当たり前のように物や景色を撮影して、画像として収める人も多いのではないでしょうか。 今回はそんな「 写真 」をテーマに、人々が写真に何を求めるのか、写真を通して何を知りたいのかといったちょっとした謎について探っていきます。 そもそも写真とは?文化祭から見えてくる写真のイメージ 文化祭における「写真」 一般的な学校の文化祭では、それほどめずらしくない頻度で「写真」の企画がお披露目されることがあります。 その名の通りアナログの写真を使った展示会のようなもの で、大抵は写真部や写真サークルによって運営されます。 学校によっては何らかのテーマに絞ったものが大量に撮影されていたり、 ポストカード にしたものが無料で配布されたりと、見せ方が豊富である点がユニークですね。 また、撮影者による 一言コメント が添えられたものだと親近感やネタらしさが増すので、筆者は割と好きです(笑)。 高校と大学では写真へのこだわり方が違う? ちなみに文化祭では、中学校や高校までの写真部の企画と、大学での写真の企画とではそれぞれの見せ方や印象に若干違いがあります(あくまで筆者の体感ですが)。 一見同じ写真でも、前者は よくある日常の風景や観光スポット、ちょっとした驚きの光景 といったようないわゆる「 映える 」シーンを中心に撮影されたものをよく見かけます。 対して後者はそれ以外にも、 遠近感や臨場感といった、立体的もしくは洗練された構図(黄金比など) を意識したような写真が多く見られる傾向があります。 高校までと大学とで、撮影者の感性やこだわりに違いが表れるのはなかなかに興味深い と思うので、祭りで見かけたときはそのあたりも意識して眺めてみると面白いかもしれません。 なぜ写真を撮るのか(撮りたくなるのか) なぜ、なのでしょうか?書いておいて何ですが、むしろ筆者が知りたいくらいです…。無責任すぎますね(笑)。 写真を撮りたくなる大きな2つの理由 先にも述べたように、写真を撮る文化は昔から現在に至るまで幅広い層の人に根強く浸透していて、特段めすらしいものではありません。ですが、もう少しシンプル...